今回は新興宗教ではありませんが、「宗教テーマパーク」という何やら聞き捨てならないスポットがあるそうなので行ってきました。その名も五色園!!

五色園とは


まず五色園とは、愛知県日進市にある宗教テーマパークで、浄土真宗の開祖・親鸞聖人の生涯を100体以上のコンクリート像を使って表現している公園です。園内には約20の親鸞エピソードを表現した場所があり、それぞれ親鸞の伝説的な生き方を学ぶことが出来ます。 浄土真宗の皆さんには説明不要でしたね。

また、このコンクリート像は、浅野祥雲というコンクリート像作家が手がけたもので、五色園の他には「関ケ原ウォーランド(岐阜県関ケ原市)」「桃太郎神社(愛知県犬山市)」にて同様の像を見ることができます。

武徳智天居士というけったいなHNの私ですが、実は大乗仏教があんまり好きではありません。なので多少冷めた目線でレポを書くことになりますが、どうか貴方は温かい目で見ていってください。

早速行ってみた


愛知県日進市ということで、愛知万博の会場からほど近い場所に立地しています。園内には複数の駐車場が設けられているし、各親鸞エピソード間は結構距離があるので、車で見て回ることをオススメします。

早速現れるコンクリート像、、、
そしてコンクリート像 、
そしてコンクリート像。
ただ写真を並べるだけではアレなので、次からエピソードをいくつか紹介していきます。


月見の宴


これは、2歳になった親鸞(当時、十八公麻呂)が生まれて初めて言葉を口にする場面です。「南無阿弥陀仏」と。この時、周りにいた人々は彼の非凡な才能を知り歓喜したそうです。

、、、いかがでしょうか。非凡といえば非凡ですが、私なら心配します。自分の子供がこんなこと言ったら児童相談所直行でしょう。
いくらなんでも無理がありますし、釈迦のエピソード(天上天下唯我独尊て言うやつ)に無理やり寄せている感じがなんとも日本仏教の残念さを表しているように思えます。


鹿ケ谷鈴虫松虫の剃髪得度


このエピソードは「承元の法難(建永の法難)」と呼ばれている事件で、わりと有名な話です。京都の安楽寺に行くとより詳細な話が聞けるかもしれません。

それではエピソード。
これは、法然の弟子である住蓮、安楽が一般人向けに説法をしていたら、その説法にいたく感動した鈴虫と松虫(後鳥羽上皇のセフレ的なアレ、ドえらい美人)が黙って御所を抜け出して尼になってしまいました。
両姫の剃髪をしたふたりの僧侶は上皇の怒りに触れて処刑され、法然、親鸞も流罪に処されてしまったそうです。
、、、男女の執着は今も昔も変わらないようです。それにしても天皇の女御を拐かすなんて、やはり宗教なんてロクなものではないです。
私の元同僚はものみの塔聖書冊子協会(通称、エホバの証人)にハマって会社を辞めたのですが、美人じゃないしそもそも男なのでたぶんこの出来事は歴史に残りません。


日野左衛門門前石枕

当時修行中の親鸞が宿を借りるために日野左衛門という男の家を訪ねたときの話です。ちょうど商売が上手くいっていなかった日野左衛門は虫の居所が悪くこれを門前払い。しかし、その晩の夢に出てきた観音菩薩に叱られたため慌てて門に飛び出し平謝りしました。
門前を見てみると親鸞とその弟子は雪の降る中横たわって念仏を唱えていたそうです。
、、、貴方の家にもお坊さんが来たら泊めてあげてください。断ると観音菩薩に怒られます。家の前で寝られますし、念仏を唱えられて近所から悪評がたちますので。


肉付きの面


とある熱心な信者の夫婦とそうでもない姑の話。
夫婦が毎晩お参りに出かけていたのを良く思わなかった姑が、鬼の面をかぶって夫婦を脅かしたら、お面が取れなくなってしまいました。蓮如というお坊さんが念仏を唱えるとお面が取れたのですが、お面には顔の肉が付いていました。

、、、この手の話って昔話に多いですよね。痛そう。


赤山明神貴婦人解逅

はい、今回私の唯一好きなエピソード。
親鸞が26歳の頃、赤山禅院という場所で美しい女性と出会いました。これから親鸞が比叡山に行くことを知ったその女性は連れて行って欲しいと懇願するのですが、当時比叡山は女人禁制であったため親鸞はこれを断りました。
その際彼女は「仏性はみんなにあるって釈迦も言ってんじゃん。女性差別ダメ絶対。これからは皆が救われる仏教を作ってよ。」と言い残して去っていきました。

、、、排他的な思想が渦巻く宗教業界を上手く表現しています。いつの時代にも必ず存在するこの"救われない層"をいかに上手く取り込むかが宗教の創立と成長のヒントとなります。親鸞はこの女性から良い学びを得たことでしょう。

ところで、昔話ってこういうときは大体「美しい女性」とやらが登場しますが、確かにブスがこういう発言しても心には響きませんよね。仏教の話でも「美しい女性」を登場させるあたり、この業界にも清浄な心を持っている人は意外と少ないのかもしれません。

おわりに


いかがでしたでしょうか。
この五色園は春になると大変良い花見スポットとなるそうです。コンクリート像を見て敬虔な気持ちになっての花見酒も良いかもしれません。仏教でいうところの「不飲酒戒」を破ることにはなりますが、それもまたよし。こだわらない。それが仏教。
完全に余談ですが、不飲酒戒といえば、私が初めてのお葬式(小学生の時におじいちゃんが亡くなった)に参列したときは、お坊さんが二日酔いで遅刻してきました。しかも体調が悪いのか、咳き込みまくっててお経も滅茶苦茶。
禁酒してる痛風予備軍のおっさんのほうがよっぽど仏に近いのかもしれませんね。


というわけで、私の大乗仏教嫌いが炸裂した記事となってしまいましたが、今後は真面目に投稿します。

それでは、良い宗教ライフを!!
武徳智天居士