名古屋市守山区〜長久手市を車で走っていると横たわる大仏が見えてきます。というか見下ろされます。気になってお寺に入ってみると何やら他にも面白そうなものがあったのでこの度ブログで紹介させて頂きます。

道了山大雄院

どうやらこの寺、道了山大雄院という曹洞宗のお寺で、神奈川県にある大雄山道了尊の中部別院なんだそうです。なんか名前がややこしいですね。
Webページを見るとわかるのですが、AEON(イオンライフ株式会社)と提携しており、葬式ビジネス臭がハンパないです。便利で明朗会計だし時代のニーズには合っていると言えるのですが、禅宗過激派の私からすると、日本の宗教観を葬式ビジネスに結び付ける悪党のように思えてしまいます。「過去の宗旨・宗派は問いません。」ってどないやねん。
それはそれで置いといて、テンションMAXでお寺に入っていきます。

行ってみた


駐車場がよくわからないので車をテキトーに停めて中に入ると、まず目に飛び込むのがこの旗!名古屋場所の期間は田子ノ浦部屋の宿舎となっているようです。 DSC02266

そしてその次はこのピラミッド!寺にピラミッドとは、なかなかレベル高いです。 DSC02262

で、階段を上ると例の横たわっている大仏が見えてきます。これは決してヤル気のない大仏などではなく、釈迦が死ぬ場面を表したもので、一般には涅槃とかニルバーナなんて呼ばれたりしています。 DSC02279

寺のスタンスに散々文句をつけた私ですが、霊園の中心に涅槃像があるというのは「みんなで死のう」的な発想が面白くて好きです。
ちなみに涅槃像の台には細かな彫刻が彫ってあり、釈迦の一生が表されています。これはわかりやすい!で、ここは納骨堂になっているようです。中に入りたい人は誰かをここに納めましょう。 



 
涅槃像の下には般若心経の書いてある謎の円筒があり、触ってみるとクルクル回せます。実はコレ、マニ車(もしくは転経器)といって、回すことでお経を読むのと同じ功徳が得られるのだそうです。これは主にチベット仏教の道具なのですが、今回のように意外とその辺の寺にあったりするので皆さんも回せそうなブツを見つけたら手当たり次第回してみましょう。功徳なんてあるわけないのですが、楽しいです。要はハンドスピナーです。


その他には不動明王像だとか地蔵とかがお目にかかれます。

おわりに

儲けてそうな寺でした。 誤解を生まないために一応説明すると、私は決して宗教が儲けることを悪いとは思っていません。 素晴らしい教えで大衆を幸せにできるのなら、その宗教はどんどん稼げば良いと思っています。 ただ、儲けに走るがあまりに本来の教えから遠ざかる宗教は日本人の宗教観を乱す悪だとも思っています。

まあ、この寺が良いか悪いかというのは私が判断することではないのでこの辺にしておきます。

建築物 ★★★☆☆ 
規模  ☆☆☆☆ 
教え  ☆☆☆☆ 
独自性 ★★☆☆☆ 
勧誘  ☆☆☆☆☆ 
総合点 ☆☆☆☆

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それでは、良い宗教ライフを!