武徳智天居士です。今回は歴史の教科書にも載っているあの比叡山延暦寺に行って参りました。おなじみの茜光院釋尼優知も一緒です。
さすがは日本仏教の最重要施設、敷地内の解説看板には最澄はもちろん、親鸞や日蓮などビッグネームのオンパレードです。なんだかすごいとこに来た気持ちになります。
比叡山とは京都府と滋賀県にまたがる山で、そこに延暦寺という寺が788年(延暦7年)に最澄によって建てられました。京都から近すぎず遠すぎずのこの場所が修行に最適なんだそうです。
当時最澄はこの寺で12年の修行カリキュラムを用意してお坊さんをたくさん輩出しました。カリキュラム修了者の中には法然、親鸞、良忍、一遍、真盛、栄西、道元、日蓮などのビッグネームが名を連ねます。
織田信長とかいう分からず屋に1回焼き討ちされましたがその後なんか復興して今のお寺があります。
比叡山には東塔、西塔、横川の3つのエリアがあります。全て回ろうと思うと車移動が必須です。バスも出てます。
東塔(とうとう)にはメインの根本中堂があり、ザ・比叡山みたいなところです。観光客もやはりここが1番多いです。
西塔(さいとう)は東塔から約1.3km北西に位置し、釈迦堂を中心として色々修行寺のあるエリアです。
横川(よかわ)は西塔より更に14km北に位置し、横川中堂を中心とするエリアとなっています。
さて東塔です。南から車で比叡山に向かうとまず最初に着くのがこのエリア。入場料を払って中に入ります。
で、最初に辿り着くのが大講堂。近くに開運の鐘とかいう立派な鐘があるので一回50円を払って突きましょう。御利益があるらしいです。
その後真っ直ぐ進んでいくと根本中堂があります。要は本堂です。
我々がよく言う"本堂"の由来は、根本中堂の2文字目と4文字目を取った略語だそうです。ナルホド。
根本中堂に入ると、御朱印書きマシーンと化したお坊さんや御守り売りのお坊さん、フリーでフラフラしてるお坊さんがいます。ここぞとばかりにフリー坊さんに色々質問してみました。
質問1:ココは何?
回答1:根本中堂といって要は本堂。1200年間火が消えてないロウソクがあります。
質問2:見たところ修行してなさそうなんだけど、修行僧はどこにいるの?
回答2:比叡山の各エリアにそれぞれ違ったスタイルの修行場所があります。修行僧もたくさんいますよ。
質問3:どんな修行をしてるの?
回答3:色んな修行があります。有名なものは千日回峰行といって7年かけて合計1000日の山登りをする修行とか、12年籠山行といって最澄の墓を一人で12年間掃除し続ける修行(!)などがあります。
質問4:12年籠山行ヤバくないですか?
回答4:ヤバいです。
ザックリこんなことを聞いて根本中堂を出ると目の前に凄く急な階段が現れます。
頑張って登ると文殊楼とかいう建物が。
絵馬がたくさんあるので私も書いてみました。500円。
あとは大黒堂や万拝堂などがあります。
東塔エリアを回りきったら駐車場に戻り車を走らせて西塔エリアに向かいましょう。
西塔エリアも見所満載です。
まず駐車場付近にあるのがDEMISE!無料配布している食べ物もあり「ホラホラお姉さん、コレ無料だって、無料!ホラ!!食べるでしょ?」としつこくおじさんが勧めてきます。無料なのに熱心に勧めてくるとは慈悲、ですね。道中に食べたキットカットとカントリーマアムでお腹いっぱいな我々には良い迷惑でしたが。
そんなことはさておき、先に進むと分かれ道。左に行くと法然や親鸞が修行したスポットにたどり着きます。
法然についての解説看板が目立たない寺の裏のほうにあって、しかもこの看板だけボロボロですが何か理由があるのでしょうか?弟子の親鸞のほうは看板も塗り直しがされていて目立つところに設置されています。
法然
親鸞
あと、この辺で座禅体験も出来るらしいです。座禅止観という言葉からは、曹洞宗よりも釈迦オリジナルに近いスタイルの座禅が予想されますが、どうなんでしょうか。時間外につき参禅できなかったのが悔やまれます。
で、分かれ道に戻って今度は浄土院に向かいます。キレイな林道を徒歩1.4kmほど進みます。浄土院は延暦寺で最も神聖な場所とされていますが、凄く静かで確かになんか神聖な気がしてきます。
門をくぐるとお堂の中からお経が聞こえてきます。この読経しているお坊さんこそが12年籠山行に取り組まれている方なのです。敷地内は大変キレイで落ち葉1つ見当たりません。裏には最澄のお墓があります。
この修行については色々調べたので別記事(比叡山の12年籠山行とかいう修行がヤバい)にて紹介します。
もうここまでくると気持ちが清らかになった気がするし宗教好奇心も満足するのですが、せっかくなので残る横川エリアまで行ってみましょう!
横川エリアです。ココは更に離れたところにあります。バスで回られている方は終バスを逃すとエライことになりますのでご注意を。
ここは観光客が少ない事もあってか、とにかく静か!!山中なのに鳥や虫の鳴き声もほとんどありませんでした。
ちょっと登ると横川大社という建物が。パンフレットの写真で見るより迫力は無いですがキレイです。写経体験もココで出来るそうです。
横川大社を離れると恵心堂や如法塔などがあります。マリメッコ地蔵菩薩も拝めます。
曹洞宗の皆さん必見!(自動車にはドアロックをしましょう)
延暦寺には至る所に看板があり、そこには延暦寺の歴史や延暦寺で修業した著名な和尚さんの生涯が解説されています。ほんの一部ですが、どうぞ!
延暦寺、真剣に見て回ろうとすると一日じゃ全然足りませんでした。修行も凄いし建物は歴史を感じるのにキレイでそしてカッコイイ!!
日本仏教界の大御所についても色々知ることができるし最強の仏教スポットでした!!
無宗教のヤツ、ちょっと比叡山こい!!!
さすがは日本仏教の最重要施設、敷地内の解説看板には最澄はもちろん、親鸞や日蓮などビッグネームのオンパレードです。なんだかすごいとこに来た気持ちになります。
比叡山延暦寺の歴史
比叡山とは京都府と滋賀県にまたがる山で、そこに延暦寺という寺が788年(延暦7年)に最澄によって建てられました。京都から近すぎず遠すぎずのこの場所が修行に最適なんだそうです。
当時最澄はこの寺で12年の修行カリキュラムを用意してお坊さんをたくさん輩出しました。カリキュラム修了者の中には法然、親鸞、良忍、一遍、真盛、栄西、道元、日蓮などのビッグネームが名を連ねます。
織田信長とかいう分からず屋に1回焼き討ちされましたがその後なんか復興して今のお寺があります。
構成
比叡山には東塔、西塔、横川の3つのエリアがあります。全て回ろうと思うと車移動が必須です。バスも出てます。
東塔(とうとう)にはメインの根本中堂があり、ザ・比叡山みたいなところです。観光客もやはりここが1番多いです。
西塔(さいとう)は東塔から約1.3km北西に位置し、釈迦堂を中心として色々修行寺のあるエリアです。
横川(よかわ)は西塔より更に14km北に位置し、横川中堂を中心とするエリアとなっています。
まずは東塔
さて東塔です。南から車で比叡山に向かうとまず最初に着くのがこのエリア。入場料を払って中に入ります。
で、最初に辿り着くのが大講堂。近くに開運の鐘とかいう立派な鐘があるので一回50円を払って突きましょう。御利益があるらしいです。
その後真っ直ぐ進んでいくと根本中堂があります。要は本堂です。
我々がよく言う"本堂"の由来は、根本中堂の2文字目と4文字目を取った略語だそうです。ナルホド。
根本中堂に入ると、御朱印書きマシーンと化したお坊さんや御守り売りのお坊さん、フリーでフラフラしてるお坊さんがいます。ここぞとばかりにフリー坊さんに色々質問してみました。
質問1:ココは何?
回答1:根本中堂といって要は本堂。1200年間火が消えてないロウソクがあります。
質問2:見たところ修行してなさそうなんだけど、修行僧はどこにいるの?
回答2:比叡山の各エリアにそれぞれ違ったスタイルの修行場所があります。修行僧もたくさんいますよ。
質問3:どんな修行をしてるの?
回答3:色んな修行があります。有名なものは千日回峰行といって7年かけて合計1000日の山登りをする修行とか、12年籠山行といって最澄の墓を一人で12年間掃除し続ける修行(!)などがあります。
質問4:12年籠山行ヤバくないですか?
回答4:ヤバいです。
ザックリこんなことを聞いて根本中堂を出ると目の前に凄く急な階段が現れます。
頑張って登ると文殊楼とかいう建物が。
絵馬がたくさんあるので私も書いてみました。500円。
あとは大黒堂や万拝堂などがあります。
東塔エリアを回りきったら駐車場に戻り車を走らせて西塔エリアに向かいましょう。
つぎに西塔
西塔エリアも見所満載です。
まず駐車場付近にあるのがDEMISE!無料配布している食べ物もあり「ホラホラお姉さん、コレ無料だって、無料!ホラ!!食べるでしょ?」としつこくおじさんが勧めてきます。無料なのに熱心に勧めてくるとは慈悲、ですね。道中に食べたキットカットとカントリーマアムでお腹いっぱいな我々には良い迷惑でしたが。
そんなことはさておき、先に進むと分かれ道。左に行くと法然や親鸞が修行したスポットにたどり着きます。
法然についての解説看板が目立たない寺の裏のほうにあって、しかもこの看板だけボロボロですが何か理由があるのでしょうか?弟子の親鸞のほうは看板も塗り直しがされていて目立つところに設置されています。
法然
親鸞
あと、この辺で座禅体験も出来るらしいです。座禅止観という言葉からは、曹洞宗よりも釈迦オリジナルに近いスタイルの座禅が予想されますが、どうなんでしょうか。時間外につき参禅できなかったのが悔やまれます。
で、分かれ道に戻って今度は浄土院に向かいます。キレイな林道を徒歩1.4kmほど進みます。浄土院は延暦寺で最も神聖な場所とされていますが、凄く静かで確かになんか神聖な気がしてきます。
門をくぐるとお堂の中からお経が聞こえてきます。この読経しているお坊さんこそが12年籠山行に取り組まれている方なのです。敷地内は大変キレイで落ち葉1つ見当たりません。裏には最澄のお墓があります。
この修行については色々調べたので別記事(比叡山の12年籠山行とかいう修行がヤバい)にて紹介します。
もうここまでくると気持ちが清らかになった気がするし宗教好奇心も満足するのですが、せっかくなので残る横川エリアまで行ってみましょう!
さいごに横川大社へ
横川エリアです。ココは更に離れたところにあります。バスで回られている方は終バスを逃すとエライことになりますのでご注意を。
ここは観光客が少ない事もあってか、とにかく静か!!山中なのに鳥や虫の鳴き声もほとんどありませんでした。
ちょっと登ると横川大社という建物が。パンフレットの写真で見るより迫力は無いですがキレイです。写経体験もココで出来るそうです。
横川大社を離れると恵心堂や如法塔などがあります。マリメッコ地蔵菩薩も拝めます。
曹洞宗の皆さん必見!(自動車にはドアロックをしましょう)
(その他)看板
延暦寺には至る所に看板があり、そこには延暦寺の歴史や延暦寺で修業した著名な和尚さんの生涯が解説されています。ほんの一部ですが、どうぞ!
おわりに
延暦寺、真剣に見て回ろうとすると一日じゃ全然足りませんでした。修行も凄いし建物は歴史を感じるのにキレイでそしてカッコイイ!!
日本仏教界の大御所についても色々知ることができるし最強の仏教スポットでした!!
無宗教のヤツ、ちょっと比叡山こい!!!
建築物 ★★☆☆☆
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